「いい人」にも「悪い人」にもならなくていいよね
週末blogはお手紙です。
今まで見聞きしたことばやいただいたことばから思いついたものを手紙の形で書きます。
今日は中島みゆきさんの歌を聴きながら書いています。いつも思いますが、中島みゆきさんの曲は、サビもすごいのに、AメロとBメロがそれよりももっとすごいのは本当にすごい(語彙力の限界)。
映画『あん』の中で、樹木希林さん演じる徳江さんの言葉で、
私たちは
映画『あん』
この世を見るために聞くために生まれてきた
だとすれば「何か」になれなくても
私たちには生きる意味があるのよ
原作/ドリアン助川
脚本・監督/河瀬直美
ということばがあります。そのストーリーと徳江さんの生い立ちを含めてとても考えさせられるセリフ。
時々、思い出します。
それとは少し、次元が違う…?のかもしれませんが、周囲の誰かとの関係の中で、極端に「いい人」になろうとしたり、逆に「悪い人」になろうとしたり、そうすることで、「自分が何者か」「もしかしたら何者でもないのではないか」の問いに刺激を与えたくなることが、わたしはあります。そこには不安や怖れがあるのだと思います。
いい人にも悪い人にも
ならなくていいからね
何でもない自分で十分
いい人だから愛された、
悪い人だから注目を向けてもらえた、
それは誤解かもしれません
私たちはここにいるだけで十分
この「自分」でしか感じられないこの世界を
ただただ味わおう
どう感じているかを他の誰かと伝え合えば
同じ世界に生きられた喜びを分かち合える
それは、ことばでなくても何でもよくて
それで十分
わたしはわたしで
あなたはあなたで
ここにいるだけで十分
明日は、「トルティーヤのレシピを記憶だけを頼りに書き出してみる」というようなことを書きます。