ジャイアンとリサイタル、柿の種とピーナッツ
「170度まで倒れる」がウリの椅子を買いましたが、「100度(90度+10度)」ぐらいで十分に仕事をしながら眠れることが分かりました。
ふたださとみです。
「ねえ、さっちゃん、リサイタルとコンサートの違いってなんだと思う?」
と、ある日友人がニヤニヤしながら聞いてきたので、これは大喜利、と思って
「リサイタルは、ジャイアンがするものでしょ?」
とニコニコしながら答えたら、
「えっ、なんで分かるの? ねえさっちゃん、なんで分かるの?」(※分かっていません)
を繰り返し、
「本当、そうだよね!!(キラキラの目で)」
と、いたく感激をしてくれました。最初に質問をした時のテンションとは全く違って喜んでくれたので、わたしも嬉しかった。
彼女はずっと誰かとその感覚を共有したかったのかもしれません。
平たく言えば「価値観が同じところをひとつ、お互いに見つけた」。
彼女との思い出はいくつもあるはずなのに、なぜかこの場面が強烈に印象に残っています。
ちなみに、コンサートとリサイタルの正確な違いは、「違いがわかる事典」というホームページ(そんなサイトがあるんだ〜!!、今日見つけました)によれば、
コンサートもリサイタルも、人前で歌や演奏を披露することは同じであるが、大きな違いは人数である。
https://chigai-allguide.com
コンサートは何人かが集まって行う「演奏会」や「音楽会」、リサイタルは一人の演奏者や歌手が人前で披露する「独奏会」や「独唱会」をいう。
だから、ジャイアンが空き地で開催しているのはリサイタル。でも「リサイタルはジャイアンが開催するもの」、ではない(改めて言うほどもなく当たり前だけれど…)。
「知識」や「正しさ」も、わたしをたくさん助けてくれる。そして面白い。
上で見つけたサイトも面白くて見入ってしまった。
もうひとつの思い出。
後輩と、仕事終わりに一緒に柿ピーを食べていた時のこと(平和)。
「わたしね、柿の種のほうばっかり食べちゃうの」と、突然後輩に告白。
曲がりなりにも先輩のわたしは、「柿の種のほうをあまり食べないで欲しい」というメッセージとも取れるような、つまりパワハラまがいのこと(考えすぎか)を言ってしまう。
えっ、と目を見開いて後輩は言った。
「わたし、柿の種はピーナッツしか食べないんです」
平和。かなり平和。すごく平和。ずっと一緒に食べられるじゃん。
ちなみに彼女が最近、結婚したと聞いた。だからこの話を思い出したのかも。おめでとう。ピーナッツ送ろうか。
好きな人とも、こんなやり取りがきっかけで、恋が始まったように思うんだけど、あまり記憶にない。違うのかな。
「こんなことがきっかけで恋に落ちるはず」と思い込んでいるだけかな。ドラマの見過ぎか。
「あ、髭♡」「手の血管♡」とか、もう、悲しいぐらい単純な感じ(良い意味で!)で、瞬間的に好きになるのだろうか。
「常識ではないように思うけれど、わたし/あなた、の考え」「わたし/あなた、の好きなこと」、それらをコミュニケーションする時は、いつも楽しい。「ちょっとおかしいかな」と思うことでも、聞いてみたら・話してみたら、奇跡がたくさん生まれると思う。
ふたださとみでした。