【お悩み相談】「親密感への怖れ」があって、仲良くしたいのにできない

ふたださとみです。
今日は、カウンセラーのお弟子さん講座での取り組みのひとつとして、「ご相談内容に、実際にブログ上で答える」ということをしてみたいと思います。

ご相談内容そのものはここに記載致しませんが、今回は「親密感の恐れがあって、パートナーシップにおいて仲良くしたいのにできない」という内容のご相談です。

「親密感への怖れ」とは…
簡単に言うと「好きで近づきたいのに、近づけない」「好きだけど、怖い」という気持ちのことを指します。そのきっかけは、「これまでに親密感を感じていた関係の中で傷ついた経験」、その痛みにあるとされています。「もうあんな風に傷つきたくない」という思いからくる怖れ、とされています。(参考:「親密感への怖れ〜近づきたいけど怖い。自立の恋は必ず葛藤が芽生えるもの〜」




ご相談くださった方、ありがとうございます。よろしくお願いします。

まずはじめに、わたしは、ご相談者さんの文章から、たくさんの魅力を感じました。ご自身の今のお悩みについて、その揺れるお気持ちを丁寧に綴ってくださっていました。今後どうしたいかといったことについてもしっかりと言葉にしてくださっていて、拝読していて、その美しい感性、知性に触れさせていただくことができて、嬉しかったです。

近づきたい、魅力があること

ご相談者さんは、お相手の気持ちを思いやる優しさや、状況を客観的に見つめる思慮深さなど、たくさんの魅力をお持ちの方なのだと思います。パートナーシップについても、具体的に行動されていて、ご相談文に書いてくださった、男性とのコミュニケーションの様子から、魅力的な女性であることが容易に想像できました。

一方で、お相手との距離が近づくにつれて出てくるお気持ち(「嫌われているかも」)は、

「ご自分でご自分のことをどのように思っていらっしゃるか」の答えをお相手に投影している結果であるとも考えられること、

また、

依存してしまうような自分が出てくる・自分らしさを抑えてしまうのは、嫌われたくないという思いゆえである可能性があること、

から、

「ご自身に素敵な魅力がたくさんあること」、そして「相談者さんと『お近づきになりたい』と思っている人が確かにいるということ」を、ぜひ、今一度、確かに感じていただきたいなあと思いました。

…怖いですよね。

とはいえ、です。わたし自身が親密感に対する「怖れ」を強く持っているほうなので(以前、「好きな人とがいいけれど、好きな人とは絶対に無理」というフレーズをこのブログにも書きました)、ご相談文を拝読していて「…分かります!」となったのですが、「無理」な時はもう、自分の「考え」とは関係なく「無理」ですよね。自分がそうしたくてしたいわけでもない。…怖いものは怖いですよね。

そんなわたしが、これまで、誰かに言われて少しホッとしたり、自分自身に言ってみてホッとした言葉が、
 
「怖いよね。怖いよね。仕方ないよ。」
「相手も怖いのかもしれないのだから、少しずつ、少しずつ、でいいんだよ」


といったものでした。

「(言いたいことが)言えないよね。本当は言いたかったよね。」
「本当は、相手のことを信じたいし仲良くしたいよね。でも怖いんだもんね」


といった言葉を、改めてご自身にかけていただくのはいかがでしょうか。

「怖れ」に関連していると考えられる、過去の出来事や関係性についての振り返りを進められているとのこと(これも素敵だと思います!)、それと併せて、怖がっているご自身を優しく受け止めたり、「関係を築きたいのに築けない自分に対するネガティブな気持ち=それぐらいお相手に対する愛があるということ」と捉えたりしていただくのはどうかなと思いました。

「まるごと愛しい」です

そして何より、わたし達の(勝手にweにしてしまいました)、怖れを抱きながら、悩みながらお相手と向き合おうとしたり、それができなくて落ち込んだりする様子、それは、まるごと愛しいらしいのです。らしいのです、と伝え聞きの形になってしまいましたが、今回のご相談文を読んで、わたしの中でもそれはまた確信に変わりました(そういう意味でもご相談に感謝します)。ご相談文に書かれていること、愛しいしかないです。確かに。そう思います。「言いたいのに言えない」「仲良くしたいのに仲良くできない」、…わたし達は「言えない」「仲良くできない」と、その後半部分に意識を向けがちですが、一文まるごと全部見ると、男性からしてもきっと、「愛しいしかない」です。

「うっとり」「わくわく」を手がかりに

ここまで長々とわたしのことまで入れて書いてしましましたが、親密感の恐れを超えて愛を「選ぶ」こと、は、相談者さんがきっともうすぐ実現されることなのだと思います。ご相談をしてくださっていること自体がその証で、ご相談文の中でも、幸せな選択をしたいということをはっきり伝えてくださっているからです。

ご相談者さんの「好きなもの」は何ですか?それについて考えると、心が「うっとり」「わくわく」するようなことは、どんなものでしょうか?食べ物でも、本でも、映画でも、音楽でも。場所でも。

さらに、パートナーシップの中で、ご相談者さんがイメージする、「うっとり」「わくわく」するようなこと(関係性・関わり方・お相手とのやり取り)は具体的にどのようなものですか?(機会があればたくさんお話して一緒にキャーキャー盛り上がりたいです。)


「愛を選ぶ」と言うと、どこか「えいっ」という思い切りが必要なイメージが、わたしにはあったのですが、「うっとり」「わくわく」する気持ちを手がかりに、「その方向に進んでいいんだよ、自分」と思って、食べ物でも場所でも何でも、積極的に選ぶことを自然にしているうちに、いつの間にかパートナーシップでもこれまでより相手に近づけている、ということがある気がしています。その過程では、上でお伝えしたような、「魅力にあふれている自分」「恐れているところも含めて丸ごと愛しい自分」を、お相手に少しずつ見せていく・与えていくイメージを持つこともおすすめです。最初は、10%ぐらいの「チラ見せ」ぐらいの感覚でいいと思います。それでも十分魅力が伝わります。10%でも見せられたと感じたら、ご自身にご褒美(これまた「うっとり」するものを)をぜひ約束してください。

そして、幸せな選択をすることを決めておられる相談者さんが、「うっとりするほう」「わくわくするほう」を選択をされている姿に、周囲の誰もが応援し、祝福をしたいと思うと思います。わたしも心から応援しています。「相談者さんの存在に感謝している全ての方のサポートが周囲にあること」、「相手の反応や展開に関係なく、どうなっても大丈夫なあなたであること」、最後にお伝えしたいです。

ありがとうございました!

ご相談者さんに
贈りたい合い言葉


・「少しずつ、素敵な私を見せてあげる」「素敵な私からの愛を渡す」、という気持ちで。


・わたしの「幸せな選択」を応援し祝福したい人が、たくさんいます。


ふたださとみでした。

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