クリスマスに横浜のホテルで領収書をもらう〜ひとりアクティブ〜

平井堅が好きだった。
当時、好きだった人に似ていた。
甘い歌詞の歌を聴きながら、酔っていた。

もう10年以上前のこと。
クリスマスイヴの夜に横浜で平井堅のコンサートがあるという。
行きたい。でも、一緒に行く人がいない。

友達を誘おうにも、
クリスマスの予定を聞くことから始まり、
交通費や宿泊費、当日までの打ち合わせ、行き帰りの道中のこと…、
あれこれ考えるとわたしの気持ちは重くなる。
その全部が何だか申し訳ない。
そもそも相手はわたしと同じくらい楽しめるのかな。
平井堅のコンサートは間違いなく毎回楽しかったけれど。わたしは。
楽しかったとしても、わたしはどうやってお礼をしようか。

…一人で行くことを即決した。
でも、その時のわたしには、少し勇気がいることだった。

クリスマスイヴの夜の横浜のホテルにチェックインする時、
仕事で来たようなフリをした。
翌日、「領収書はいかがしましょうか」とフロントで聞かれた時、「お願いします」と、できる限りスマートに即答した。

…家計簿に貼るもんね。人それぞれ領収書をもらう理由があるもんね。でもその時のわたしは特にいらなかったね、領収書。

 

一人で行動するのが好きだけど、
その理由は、誰かと行動すると自分の気持ちがなくなってしまうように感じるからだった。
それは、一緒にいる誰かのせいではなく。
もちろん、相手によっては一緒にいて楽だなあと思える人がいたけれど、
そういう人がいてくれることをありがたく思うと、さらにその人に気を遣うというループ。

だから、わたしの20代の思い出は、
「ひとりアクティブ」なものと

「複数人で楽しかったけど帰ってきてぐったり」なものに極端に分かれる。
そんな自分は嫌いではなかったけれど、
少し寂しかった。

 

でも少しずつ、
「少人数・アクティブ・楽しい」な思い出が増えていった。
わたしが自分にかけた言葉・意識したことは、

・わたしって相手のことを考えられる優しい一面があるのね、素敵ね♡
・自分軸を意識。自分自分自分。
・相手の気持ちは相手のもの、わたしにはどうしようもない
・イベントが丸く収まらなくてもいい
・想定外のことは運にお任せ

からの

・自分がめちゃくちゃ好きなことリストを作る
・共通の趣味をきっかけにして、誰かとお互い「今、(その趣味に)没頭中」な状態で会う


要は、相手への意識が薄くなるぐらい「好き」にフォーカスするってことね。

できる人には呼吸するぐらい当たり前かもしれないけれど、わたしは難しくて、
意識してやってみた。


今、思い出したけど、「ボーリング」婚活は参加して楽しかった。
みんなボールの行方を見てるから。
他にも、ハイタッチ要素あり、
(画面に出るので)名前が自然に共有できる要素あり、
ゲームの終了見通しも立ちやすいし、ボーリングおすすめ。

 

「没頭できる」「夢中になる」「時間を忘れる」って本当に貴重。
たまに食べるのを忘れるっていう人もいてうらやましい。
わたしは食べるのは忘れたことない。食べることに夢中なのね。

明日は「彼がイチゴ
ケーキを選んだのは、わたしを愛してくれているからだった」という
記事を書きます。(自分との約束)

 

 

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