頑張り屋長女の視力検査

頑張り屋って自分で言ってしまうの、わたし…と、昨日の自分のページを見て思って、
タイトルを変えたくなったけどえいやっと思い切りました。


わたしは裸眼の視力があまり良くなく、

メガネとコンタクトのおかげで何とかなっている。
見栄っ張りなわたしとしては、
視力云々とはあまり関係なく、
視力検査では過去の自分に負けたくない、
「分かりません」とは
なるべく言いたくない、
少しでも見えた気がしたら見えたということにしたいと思っている。
生きづらいはずですよ。
検査してくださる方すみません。

しかし心のクセとはもはや反射である。
何とか限界まで頑張りたい。
何とかしたい。

何とかしたい、で思い出した。

四つ葉のクローバーの「種」をもらった時、妙に嬉しくて、
「これで四つ葉のクローバー手に入れ放題だ」と思った。


「茶柱の立て方」と検索バーに入れて、

Google先生をたずねたことがある。
「これで茶柱の立っているお茶入れ放題だ」と思った。


「クモを朝見ると縁起がいい」と聞いていたので、
職場で夜にクモを見かけた翌朝、
そのクモを見るため同じ場所に見に行った。
そうすれば「縁起がいい、は作れる」(かわいいはつくれる、というCMがあったけど、
「男性性」味と「女性性」味の混ざり具合が絶妙なコピーだったな…)と思った。
半分本気、半分冗談ぐらいのつもりで、
話のタネになればいいかなと思ったのだけど、話を聞いた後輩は「それ、なんか違いますね」と冷静だった。


そんなわけで、
視力検査でおなじみの、
ランドルト環(C)は好きで、

ランドルト環がデザインされた文房具を買ったこともあるけれど、視力検査で
ランドルト環と対峙すると、緊張する。


今から10年ぐらい前、
コンタクト処方のため定期的に受けていた視力検査の日、
ランドルト環をいくつか頑張って見て、だいぶ検査が進んだところで、
「では、これはどうですか、見えますか」
と検査のお姉さんに聞かれたので、
一生懸命に指されたほうを見て、

えっ、見えない…
上か下、どっちかが開いてる気がする…
えっ、どっち?ぼやけてる…

と心の中で思ったあと、
正直よく見えなかったけれど

「上、に見えます…」

と答えた。一瞬、間があった。

間違えた、下だったか、と思った。
すると、
お姉さんは思いがけないことを言った。

「えと、あの、ひらがななんですが」

ひらがな…?
両目を凝らしてみると、指されていたのは

だった。
どうりで上も下も開いてたね。

わたし、頑張ったよ。

・何もできなくても大丈夫

だから

・分かりません。助けてください、と言ってみよう。

わたしのiPhoneのメモ帳には
「サレンダー」っていうタイトルのメモがずっとあるんだ。


次回は、「どうして泣いているのか分からないまま泣いていいんだ」という
タイトルのブログを書きます。(自分との約束)。

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