迷ったら「ストーリー」を見に行こう

毎年楽しみにしている夏祭りが、今年は中止と聞いたので、家で夏祭りをしました、
ふたださとみです。

いつものように作った焼きそばを、屋台で買う時のようにパックに入れてみました。雰囲気を少し味わえたかも。パックが1枚10円+輪ゴム。雰囲気代が10円ちょいかかりました。そう考えると、「そこにいるだけで感じられる雰囲気」って、改めて贅沢です。現地までの交通費が…、とか言い出すとキリはないですが、空気の匂い、風の感じ、人のざわめき、光の具合、、五感を満たしてくれるあらゆるものに感謝。

 

今年に入ってから参加したマーケティングのセミナーで、コンテンツの「世界観」を大事にしよう、
というお話を聞いた。

「世界観」×「専門性」×「提供できること」で、新しい価値を生み出そうという話。
これまでマーケティングや新しい価値の創造という業界とは離れた世界にいたので、(とはいえ、「何か新しいことを試す挑戦」は、どの業界にもあるものだとは思うのですが)、改めてこのような公式を呈示されて、メモを取りつつも、正直用語がピンと来なくて少しずつ咀嚼をしているところ。

そのセミナーによると、「世界観は、ビジョンとストーリーから作られる」、とのこと。


そういえば、ブログを始めるにあたり、よく見て回っていたブログの、
「1番最初の記事〜初期の記事」を見に行ったりした。
正直、ほっとする感覚になった。
どんなブログでも、「最初の一歩」があるのだな、と感じたから。
プロジェクトXも情熱大陸も、時間が巻き戻って、取り上げられている人物や会社の
ヒストリーを紹介するターンがある。

と、ここまで書いて、マーケティングにおける「ストーリー」と「ヒストリー」をもう一度調べたら、微妙に違うらしい。さらに「フィロソフィー」まで加えた説明も…
ヒストリーは「起こった事実」で、その中で「ストーリー」や「フィロソフィー」が

生まれていくということかな。この辺は、あまりこねくり回すとことば遊びになるような気も…。

 

調べているうちに見入ってしまったのが、ストーリーについて詳しく書かれているブログの事例。

ストーリーテーリングの成功事例10選と4つのコツ (そのサイトへのリンク)

 

心が動く、というのがキーになるのか。
「それ、分かるっっ!」「その気持ち、味わったことある!!orまた味わいたいっ!!」と、自分の経験の中の、似ている部分と共鳴する感覚=「気持ちをなぞる」ということ。

「気持ちは自然に出てくるもので、そのまま流すもの」という側面もあるし、「自分が味わいたい気持ちに自ら寄っていってる」という側面もあるよね。なぜだか泣けてくるから泣いている時もあるし、泣いているそのずっと前から、「何でもいいから泣きたかった」という時もある。


マーケティングにおけるストーリーは、「このコンテンツによって、この感覚を味わえるかもしれません」という呈示が、その中にあるということ?

 

ビジネス系のセミナーや研修に色々参加するうち、最初に部屋に入った時の雰囲気の違いが感じられるようになってきた。オンラインでも。

「何だか居心地いいな」と思う集まりでは、始まる前から主催者の人が持つ雰囲気が素敵、と感じるし、どんなテーマでも、「マインド」とか「心構え」とかについて、直接的にしろ間接的にしろお話してくださる気がする。
わたしがそんな話が好きだからというのもあるけれど、決してゴリ押しの精神論とかスピリチュアルまっしぐらとかではなく、さりげなく、「トイレの場所の案内」のように「今日は楽しもう」という案内をしてくれて、オープンマインドにさせてくれるのは凄技だな。
ビジョンとストーリーが明確にあるからこそ、その雰囲気=「世界観」が作れるということなのか…。
参加者からすると、まずはその人(主催者)自身がオープンマインドでそこにいてくれている、というところも大きい。


夏祭りに行く日が楽しみ。来年でも、再来年でも。

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