「幸せになってほしい」-結婚と出産を促されたとき-
夕方の天気の崩れ方に秋の気配を感じます、
ふたださとみです。
星読みの世界ではこの2.3日はデトックス期のようで、無理をせず、ふーっと息を吐いていくことに。星読み、それほどのめり込んではいないものの、時々参考にして勇気をもらったり、「あ、息抜きしよ」と思ったりしています。心の世界のお天気予報のようでとても助けられています。
長年、茶道教室に通っている。
その教室ではわたしは下から2番目の年齢なので、お姉さん方に可愛がっていただいている。
皆さん優しくて、着物の着方を教えていただきながら着物を着て、着た後には着崩れを直してもらい、お茶会に連れて行ってもらい、別の日には畑でたくさん収穫できたからとお野菜をいただき、旅行に行ったお土産にとお菓子をいただき、本当に、私にとって母のような存在が何人もいるようでありがたい。ありがたい。
母のような存在。
お姉さんのような存在。
そして、茶道の先生。
教室には結婚をする前から通っているが、その方々に、わたしを含め独身女子たちが必ず言われること。
いい人はいないの?
職場にはいい人はいないのかしら。
そして結婚を誰かがすると、
赤ちゃんが楽しみね。
赤ちゃんは、まだ?
そういう会話が繰り広げられることは、ドラマや小説や、少し上の世代の人から見聞きしていた。時代は結構変わってきたように思うけれど、本当に言われるんだな、わたしも言われる世代になったんだな、と最初は思っていた。ちょっとした季節の話題と同じなんだな、きっと、と思っていた。若輩者のわたしが失礼かもしれないが、その程度で受け取っておくぐらいがちょうどいいと思っていた。ところが。
…結構な頻度で言われる。「ちょっとした季節の話題」どころの頻度ではなく、お稽古の3回に2回は言われる。その話からそこへいきますか、というぐらい巧みな技術。どんな話からでも結婚の話につなげられるのだ。確かに、今までこうした話から世の中ではいくつもご縁が生まれ、誰かが生まれ、幸せがつながってきたのだろう。だろうけれども。
年齢が2つほど上の、ほぼ同世代の方から、お稽古後に、「今日、大丈夫だった?人によっては少ししんどいよね」と言われるぐらい話が盛り上がる日もあった。正直、「好きな人と上手くいっていないモヤモヤをきっかけに茶道を始めた」という不届き者のわたしとしては、結婚の話題は、少し胸に響いた。落ち込んだこともあった。
しかし。ちょうど、カウンセラーさんに話を聞きに行って、自分自身について考えてしばらく経った頃だったのが良かった。しばらくすると、落ち込まなくなった。
どこかの時点で、「皆、わたしに幸せになってほしくて言っているんだ」と思えたからかもしれない。
この世代の方々にとって、結婚や出産をすることは、幸せに続くもので、若い世代にも早く経験してもらいたいもの。そう、お話をするうちに少しずつ分かってきた。「あの時自分が〜だったから、あなたには〜してほしい」とか、そういう思いも込めてくださっているようだった。
もちろん、特に出産に関しては、身体のことを考えると、少しでも若い方がいいのは、それは価値観がどうという話とはまた別の、真実なのだろう。
結構な頻度で色々急かされる=結構な頻度でわたし達に幸せになってもらいたいと思ってくださっている。
何気ない話から結婚の話に展開させるすごいパワー=すごいパワーでわたし達に幸せになってもらいたいと思ってくださっている。
そう思うことにした。ありがたい。無理にそう思う必要はないとも思うけれど。長い時間の中で、自然にそう思えてきたから。
あと、「自分軸チェッカー」としての機能もあって、そうした話に対する自分の心の状態を見ることで、
わたしはわたし。わたしのことはわたしが選択する。その上で、お話から色々勉強をさせてもらう。
と、思えているかどうかも確認できるような気がする。
今も、出産に関して、教室の中で話題に上がると、少し考えさせられることがあるが、そうやって考えるきっかけをくださっていると思えるし、そのおかげでわたしはわたしの選択をしようとより強く思えてきている。
いつの時代をどこでどんな風に過ごしたか。
それぞれの「幸せ」がある。
あなたにとっての幸せは、どんな景色ですか?
いま・ここに生きながら、自分で選びたい。
ふたださとみでした。
今日のSFOタイトルは
それぞれの幸せ
でした。
SEOタイトルとSFOタイトルの違いはこちらです。
「主観と客観」、「カウンセラーブログ」を意識する練習をしています。