【お悩み相談】-既婚者の自分と独身の男性との関係について-
ふたださとみです。
今日は、カウンセラーのお弟子さん講座での取り組みのひとつとして、「ご相談内容に、実際にブログ上で答える」ということをしてみたいと思います。
ご相談内容そのものはここに記載致しませんが、今回は「既婚者の自分と、独身の男性との関係について」という内容のご相談です。
ご相談くださった方、ありがとうございます。よろしくお願いします。
今回のご相談文の中では、相談者さんが、長い月日の中で大切にされてきたこと・大切な思いをお話してくださいました。ご相談くださったことに感謝しつつ、一緒に考えさせていただけたらと思います。
「素敵!」「好き!」を共有する会を、まずはご一緒に
ご相談文を拝読して思ったのが、「彼、素敵な方なのですね…!」ということです。
誰かのことを素敵だと思う気持ちに会うと、無条件にワクワクします。考えてしようと思ってもなかなかできるものではなくて。既婚者と独身者という関係性をひとまず置いておいて、もし機会があるのであれば、「彼のここが魅力的!好き!」というお話をもっと聞きたいと思いました。
例えば、彼に対する思いを、7文字以内で叫んでください、と言われたら、何にしますか?「好き」でも、「大好き」でも、何でもいいです。そこに「正しいかどうかの判断」や「考えすぎること」もなく(その意味で7文字以内としました)、まずは率直な気持ちをお聞きしたいです。
ご相談文の中では、年単位の時間の中で、様々な葛藤の末にたどりついたことをお話してくださったのだと思います。この関係(不倫ではない)での「ビジョン」、「夢」を見つけてこられたのですよね。時に、行き場のない気持ちを抱えながら、彼以外の人もいるような場所ではその場に合わせた振る舞いをしないといけないと感じられていた瞬間もあったと思います。ご主人への罪悪感も感じたと伝えてくださっています。私は、ここまでおつかれさまでした、という気持ちで、まずはただただその「彼について」「相談者さんの率直なお気持ちについて」、言葉にしていただきたいと思いました。
愛情深くて、魅力的な情熱の人
その、ご主人への罪悪感も、これまでの葛藤も、全部「愛情がそこにあるから」というのはもう大前提だと思うのですが、日々の生活をこなしつつ、気持ちをコントロールしつつ、彼と向き合ってきた相談者さんは、間違いなく情熱系・パワフルな女性でいらっしゃると思います。彼が惹かれるのも分かります。毎日を楽しんでいて、愛情深くて、魅力的。きっと、穏やかで温かな、「日常」としての結婚生活にも確かに幸せを感じておられると思いますが、それでもまだ心の奥底から湧き上がるエネルギーがある。それは、相談者さんの持っておられる才能のひとつで、いわゆる、「私、情熱の女〜!!(楽しそうに)」となるところだと思います(そうなっていらっしゃいますか?、たくさんの魅力、実感していらっしゃいますか?)。かつ、今回のことで、男性への理解が深まったとのこと、きっと今後、誰かのお気持ちに寄り添う上で大きな強みになるのだと思います。
彼は何かを伝えにきてくれた人だとしたら
そして、「既婚者と独身者という関係」であることから「お相手に対して中途半端な応対しかできない」場面や、お相手のとのやり取りの中で「仲良くしたいけど言動に表せない」という状況は、相談者さんが、どこか慣れ親しんだパターンの中にいる感じ、という見方もできるように思いました。小さい頃から現在まで、行き場のない気持ちを抱えたこと、我慢してきたこと、ありますか?
自分の情熱(気持ち)よりも優先すべきことがあると理性的に判断した場面は、これまでにどのくらいありましたか?
もしもあるとすれば、もしかしたら彼は、
相談者さんの心の奥に「これまで何かを我慢した私・抑えてきた私がいるかもしれないこと」
や、
相談者さんの「知的で、優しさと愛情あふれる、情熱の女っぷり」
を、改めて浮き彫りにした人、という捉え方もできるのではと思いました。彼という存在が、必要だった理由は何か、という見方をするとしたら、です。
自由に、与えたいものは何ですか?
情熱、愛情、エネルギーにあふれる人が、それをどこかで抑えて頑張ってきたとしたら。
まずは、日々のご自身の心の声を、今以上に聞くことにそのエネルギーを使うのをおすすめしたいと思います。
「今、どんな気分?」「素の自分は、本当は何と言いたかった?」と、小さい女の子や思春期ぐらいの女の子、あるいは大切な友達に聞くようなつもりで、自分に繰り返し聞くことを習慣にしてみたり、「もしも何の制限なく自由に何かをしていい・しなくていいとしたらどうする?」という問いかけから、心の声を聞いていただきたいです。また、疲れた&頑張った時の自分へのご褒美は、自分基準ではやりすぎではないかと思うぐらい、してあげるのも良いことだと思います。
さらに、既に起こったことの中の何かを、自分責めの材料にすることのないように、「それをしたのにもその時の私なりの理由があった」と捉えていただきたいです。
また、ご主人とのコミュニケーションで、まだ自分を出し切っていないと感じること・やり切っていないと感じることがもしもあれば、トライしてみるのもいいのではないかと思います。
今回のお話の中で、ご主人に「罪悪感」を感じたとご相談文に書いてくださっていますが、それは愛情ゆえ、と見る一方で、(ここから先はわたし自身もまだ実感途中なので、人の言葉をそのままお借りした形になりますが)、夫婦関係は「50:50」、そこで起きることに完全に一方だけが悪いことはなく、どちらにも責任がある、という見方もできるので、決してご主人への後ろめたさからではなく、「この夫婦プロジェクト、一緒にもう一段先にいってみますか?」といった、自分とご主人どちらにも対する気持ちで、まずはどんな「一段先」があるのかをイメージしてみるのもいいと思います。「一段先に何があるか」というのは、人によって全く異なり、もちろん正解はないのだと思います。あくまで2人のコミュニケーションにおいての一段先、「濃度増し増し」、という意味です。
そして、相談者さんの魅力や才能と「心の奥にいる私の存在」を伝えにきてくれたかもしれない彼には、どんな気持ちをプレゼントしたいと思いますか?
相談者さんは与え上手な方で、魅力的です。彼の選択を大切にしたいというお気持ちもあり、ご自身の選択を大切にすることも既にされています。
「夢の達成に向けて今からできることのアドバイスを」と書いてくださっていますが、ご自身の心の声を聞いて、楽しいこと・やりたいことに夢中になって、それぞれの関係においてその魅力や才能を抑えずに「開いて」「与えて」いるうちに、一緒にやりたいこと・築きたい関係が自然に「決まる」のと同時に「自然と選ぶ」タイミングが来るのではないかと思います。
仲間の1人として、ご相談文に書いてくださった夢が、その中で叶うこと、祈っています。
ありがとうございました!
・心の声のボリュームを上げて「自分」を聞いてみる。
・自分に自由をプレゼント。
ふたださとみでした。