職場の湿度が気になります

前髪がうねるからね。
特にこれからの季節ね。いい除湿機があれば教えてください。
っていう話じゃなくて。


ひとつの組織・集団に所属する
「女性達同士の関係」について
この10年ほど、ずっとわたしの悩みの種だった。


女子トークは楽しいし、 後輩は抱きつきたいぐらいかわいいし、 大先輩にも抱きつきたいぐらい憧れていたけれど、それは1対1の話で、
集団になると時々しんどくなる瞬間があった。


「女性」と一括りには到底できるものではないし、「男性」「女性」と分けて考えることで見えなくなるものもあるけれど、あえて。
「女性達同士」で。


ある時、職場で、とあるタイプの男性(といっても苦手なタイプ以外のほとんど全ての男性かも)に会うとほっとする瞬間が多々あるんだということに気づいた。
エレベータで偶然一緒になって会話をしてくれる時。ミーティングに男性がいる時。
夫に対してなかなか実践できていないこともあるだろう、 「ただただそこにいてくれることに感謝」の気持ちをわたしは自然と持っていた。 呼吸が楽になる感覚。 恋をしているとか、抱きつきたいとか、そういうことではなく。ありがとう、男子がここにいてくれて助かる、と思った。 男女関係なく仕事をする場面もいいなと思う一方で、そう思っていた。


組織(特に会社組織)で女性が複数集まると、 理想は「ただひとりの人同士として関わりたい」し、そんな瞬間を作ることも可能だけど、

・構成メンバーの年代
・プロフィール上、特に勤務に実質的に影響することがある要素
(未婚既婚/お子様いるいない、その他)

を意識するのは、どうしても職務上必要なことだったりする。色々な本やブログを読むうち、


・「女性(多くの/一部の)」が集団になると持ちがちな特徴
・ライフステージの変化に対する気持ち
・各々の母/娘/過去の人間関係その他の投影が意識的にまたは無意識に行われること
・それぞれの才能や魅力の開き具合、そのことに対する抵抗感、恥ずかしさ
・リーダーシップとは
・罪悪感とは
・嫉妬とは

等々、キーワードと思えることばがたくさん出てきて、結局わたしに今できることを
ひとつひとつやっていくしかないのだと思って、
その度に癒されて、また時々立ち止まって、の繰り返し。


わたしが経験してきた、女性どうしの集まりも、数々の本やブログに教えてもらった通り、

  • 「共感すること」が頻繁に、自然に行われて場が和む一方で、排他的になることがある
  • 「共感のお礼としての共感」なども度々あって、それ自体は悪いことではないが、「自分目線」から「他人目線」へのスライドが自分でも気づかないうちに起こりやすい、またはずっと「他人目線」になる
  • その組織の中で影響力が大きい人(上司や関わるお客様とか)が、集団の中の、
    特定の誰かに「他の人との区別をつけるようなこと」をすると一瞬空気がザワっとする
  • 構成メンバーの相関関係図を自然と頭の中に描いていて、「関係性」を意識している

全部、わたしから見た景色なんですけどね…ということはやはりまずは自分を見つめて、、


わたしは、何だか「じめじめしたもの」を自分にも相手にも感じて。

でも基本、「誰も悪くない」。仕方のない性(さが)のような部分もあるし。
その特性によって救われていることも恵みもあるし。頭でそう思おうとした。

でもそこに到達するにはまだ修行が足りない。


じめじめ…
職場の雰囲気の「湿度」が高い。
そう感じるのです。

高すぎると呼吸がつらいのです。
ミストサウナかここは。
一定時間しかいられないぞ。


だから、休憩時間は一人になれる場所へ行っていた。 お話するなら、天気の話か新しくできたカフェとレストランの話か コスメの話か芸能人の話がいいなー その場にいない他の人の話とかはわたしはしたくないんだよー
わたしの会社にはそんな話を切り出す人自体は少なかったけれど、全くいないわけではなく。


ある時、誰もいない会議室で後輩が、
「最近の、みんなの雰囲気がつらいです…どう思いますか…」と聞いてくれた。
そうだよね。わたしもそう思う。

  • 集団について外側から(メタに)語ることも少し憚られる雰囲気がある

というのも時々感じるなー。それは言わないお約束、という。

でもいつもそんな雰囲気というわけでもなく。 日々の業務に流されていると気にならないこともあり。 でもすごく気になる日は気になる。


だから、ただただ仕事人としてそこにいる男性にすごく癒された。
かなり湿度が下がるように感じる。

もちろん、女性にもそういう人がいて、
信頼できるその女性の先輩と二人で飲みながら話した時も、
「わたし、できれば除湿がしたいんです」
と言ってみた。
が、

果たして自分もその集団の当事者でありながらそれはできることなのか、
できるとしたらそれをするとはどういうことなのか。

女性性と男性性。
お互いの違いを認めること。

リーダーシップの奥深さ。
そして自己肯定感(よくお会いします…)

できることとできないことを見分けて、
わたしにできることをぼちぼちと。
わたしはずっと考えている。
(続)

次回は、「新幹線ロマンス♡」というタイトルのブログを書きます(自分との約束)。

職場の湿度が気になります” に対して7件のコメントがあります。

  1. スズキチサ より:

    こんにちは。
    誰のことも傷つけないように、気づかいのあるとても優しい文章ですね。

    私も女性特有の集団意識がとても苦手です。
    さとみさんと同じように、自立していて、一人ひとりにきちんと向き合うことができる女性が好きです。

    湿度・除湿という表現がとても優しいと思いました。

    湿度を重く感じてしまうのは、さとみさんがとっても優しくていい人だからなのかなぁと思いました。

    湿気大好物の女性もいるような気がするから、除湿はもしかしたら、必要無いのかも。
    さとみさんが湿気にやられて、心の体調崩さないようにされてくださいね。

    1. satomi より:

      コメント、今気づきました!ありがとうございます。
      そうですね、無理に頑張らず、自分を大切にしていきたいと思います^_^
      ありがとうございます。

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