「マンションポエム」をお手本に、自分をふんわりとほめてみる
サツマイモスライスをフライパンで焼きました。美味しかった。
ふたださとみです。
マンションポエム。
初めてラジオで聞いた時から気になって、チラシなどで見かける度に楽しい気持ちになっていた。マンションポエムとは、マンションの販売チラシなどに掲載されている、キャッチコピーのようなもの。どうも、コンプライアンスを大切にしつつ、そのマンションの魅力を伝えようとすると、落としどころとしてはポエム調になる、ということのよう。
そのラジオでお話されていたのは、「団地研究」をライフワークとお話されている、大山顕さん。大山顕さんの、壮大かつ緻密なマンションポエムの分析記事はこちら。
マンションポエムの具体例として、見たことのある表現の組み合わせで架空の例を作るとすれば、
エレガンスをまとう邸宅。人生に豊かさを。
いま、次のステージに住まう。
ニューヨーク、その先の楽園。
という感じ。
ふんわりと伝えたいイメージを伝える、かつ、見た人の興味をひくように尖らせる。上の架空例は大して尖っていないけれどそれはわたし作なので仕方がない。
マンションポエムについて語ろうとすると、ともすると、ポエムに対して、「…その言い方(笑)!!」「ものは言いようだ」「上手いこと(法に触れないように)かいくぐったな」などと揶揄気味になってしまいそうになるのですが、決してそういうことではなく。その、「ふんわり尖らせる技術」を尊敬し、「捉え方」にヒントをもらうのだ。そして、自分をほめるヒントにする。
最初に挙げた「エレガンスをまとう邸宅。人生に豊かさを。」、この系統のポエムは、とにかく抽象的。何となく良いということが分かる。読んだ人が各々の「エレガンス」「豊かさ」をイメージするので、「多くの人が美しいイメージを持つフレーズ」が使われている。
「いま、次のステージに住まう。」、この系統は、動詞が使われているので、主語を「わたし」とすることもできる。読んだだけで一気に自分目線になることもできるので、そのマンションを買って住もうとしている、まさにその時の気持ちをイメージ(トレース?)できる。
最後に挙げた「ニューヨーク、その先の楽園」の場合、「その先の」と言っているので、このコピーがついているマンションは、ニューヨーク「にはない」ということが暗に示されている。言い方(笑)。言い方次第で、メジャーな地名をコピーの中に並べることができる。他にも例えば、「パリへと続く道」とか。このコピーがついているマンションがあるのは絶対パリじゃない。むしろパリからまあまあ遠いと思う。言い方(笑)。この系統のポエムを見ると、「その手があったか」感がすごい。そしてわたしはその感じが愛しい。
では、
①美しいイメージを持つフレーズで
②いい気分をイメージして
③「その手があったか」感、憎めない可愛さで
どんな時も、どんな些細なことでも、自分を褒めてみよう。
・電車に乗り遅れた、諸々予定通りに進まない、等
まだ見たことのない、世界の扉を開く。
・作った料理が美味しくない、作った資料の出来に満足できない、等
次なる圧倒的創作のための序章。
・とにかく何だかやらかした
その生き様全てが、きらめき。
ポエム放った後のこの気恥ずかしさは何。
でも、自分がいい気分になればそれでいい。
マンションポエムはカードゲームにもなっている。
上のサイトでは、マンションポエムは「邸宅讃歌」と表現されている。
どんな時も、自分を褒めることを楽しもう。
ふたださとみでした。
今日のSFOタイトルは、
自分讃歌
でした。
SEOタイトルとSFOタイトルの違いはこちらです。
「主観と客観」、「カウンセラーブログ」を意識する練習をしています。