『喰う寝るふたり住むふたり』-男女それぞれの目線-

ジム帰りに食べるカレーパンは、おいしい。
ふたださとみです。



男性と女性のコミュニケーション、というキーワードで思い出すのが、何年か前(2014年)にNHKで放送されていた、『喰う寝るふたり 住むふたり』というドラマ。

日暮キノコさん作のコミックが原作のドラマ。

町田りつ子と野々山修一は交際10年、同棲生活8年目。恋人以上、夫婦未満の三十路直前カップル。そんなふたりに起こるちょっとした日常を男女両方の視点から描いた恋愛ザッピングストーリー。

https://www.cmoa.jp/title/67697/

「恋愛ザッピングストーリー」と説明があるように、ひとつのシーンが、「男女どちらか一方の視点」で描かれた後に、逆再生で巻き戻って、会話の最初まで戻り、そこから同じシーンが「もう一方の視点」で描かれる。男女それぞれの視点での描かれ方が面白かった。

表面上で交わされることばと、それぞれの気持ちが全然違うことがあって、新しい発見があったり、観客としてはそのすれ違いがもどかしかったり。

アーカイブ?としてNHKの公式サイトが残っていました。

NHKのサイトには、「男女W視点の物語」と書いてある。

細かなあらすじそのものは思い出せないので、あくまでここからは例え話。こんな感じ、という感じ。

男性の心の中

本音では、相手に「〜はして欲しくない/〜して欲しい」と思っているが、「ここはオトコとして〜と言ったほうが格好がつく」などの理由で、本音とは裏腹なことを言う。

女性の心の中

本音では、相手に『「〜して欲しくない/〜して欲しい」と言ってほしい、と思っている』が、そう言ってほしいとは自分からは言えないし、男性からは期待と違う答えが返ってきたのでこちらとしても意地を張ってしまう。また、相手の言動の解釈の中で、自分のことをそんなに好きじゃないのでは、と内心疑ったりすることもある。

ううっ。もどかしい…!!
もどかしいっ!!

相手への期待、競争、自己肯定感、見所てんこ盛り。


とは言え、すれ違いこそがまた二人の絆を生むことがあるので、正解を求めて、もっとこうしたらいいのに、ああしたらいいのに、ととやかく外野がいう話ではないものの。

実際自分が、夫の言動などに「あれってこういうことかな…落ち込む…」と鬱々としている時には(わたしは、本当に1人で「ぬぬぬ…」となってしまう)


「二人それぞれの見ている世界が全く違うかもしれない」こととか、「自分にとっての当たり前は相手にとっての当たり前ではない」ことを


思い出してみるのもいいな、と。このドラマのことを思い出すとそう思う。


そもそも、「自分は好かれない」という前提がどこかにあると、それに「見合った解釈」をするのだから、その前提からほぐそう、というのは中長期プロジェクトとしてやっていくとしても、パートナーの不可解な言動を「照れてんのか?」「意地張ってるのか?」という目で一度見てみて、ひとまず自分の余裕を作る、のはお互いにとっていいことかもしれない。夫の言動を思い出してみてもそう。

あとは、

うむー。それを言うのは勇気がいるぞー。それだけは言えないぞー。

という自分の内面の大切な部分を思い切って表現すると、自分にとっての新しい展開が待っていたり、新しい展開はなくても気になっていたことが気にならなくなったり、自分をまた好きになれたりする(これが叶うなら勇気を出して言ってみるもんだ)から、「さらけ出しのご褒美」は用意されているようだ。


ふたださとみでした。



今日のSFOタイトルは、

それぞれの当たり前

でした。
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「主観と客観」、「カウンセラーブログ」を意識する練習をしています。

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