『きっと彼とは結ばれない運命なんだ、私には分かる』【認知の歪みのこじらせ女子的探究③結論の飛躍】
一年前ってどんなことをblogに書いていたのだろうと思って遡ったら、
母との距離のことだった。
同じ時代に生きてくださっている、大好きなあなたへ。
気持ちと思考の整理&解放セッショニスト、
ふたださとみです。
突然ですが、
恋をすると、占い師モードになるよね。あくまで占い師の真似だけど。
え、ならないの?
私は占い師になってた。
彼の言動のひとつひとつから、結婚はいつ頃になるのか予想してた。
結婚という形に憧れていたのは事実だけど、今思うとさすがに結構、千里眼が過ぎる(見えてません)。
来年どんなことがしたい?と12月に聞いては「結婚」を意識しているのかどうか探り、買い物先で素敵なお皿を見つけては2枚買うのかどうかじっと見ていたり(おねだりしてみてもよかったのに)、
それ次第で、
「私には見えます。彼が私との関係をどうしようと思っているのか…!それはズバリ…!」
という感じ。
うん。それはそれで楽しかったよ。
うん。楽しいならいいんだ。
そもそも、「データを収集して先を予測する」というのは、認知活動としてごく自然なことで、そこからリスクを見積もり、自分に取れる最善策を練り、それを実行して、フィードバックを受けて修正して…って、気づいたらそうしちゃってるの、何もいけないことないのです。
でも、もしもそうすることで、自分が苦しくなっていたら。心の罠にハマっていたら。
相手との、悲しいすれ違いが起こっていたら。「きっとそうなんだろう」と思いつつ相手に色々関わってみたら、相手からは「ん?」とか「へ?」とか「はぁ?」とか、そんな反応が目立つようだったら。
自分の想像(千里眼モード)の世界と、相手の世界が交わらないなあ(すれ違うなぁ)と思ったら。
こちら↓。
「認知の歪み」探究編。
今日は、「結論の飛躍」について。
認知の歪みとは、
「自分を苦しめる思考」「辛い気持ち」の背景にあるかもしれないもの
=「現実の不正確な認知」とか「推論の誤り」
にんちのゆがみ。
歪みがあるかどうかにこだわるのもまた認知の歪み、かもしれないし、ある日はちょっと歪みモードでも別のある日はそうでないってことも多々あるので、いくつか挙げられている「認知の歪み」について、シリーズで触れてみたいと思います。
認知の歪み、私なりに表現すると「心の深み」にちょっとハマった時に、少しでも心が楽になりますようにというメッセージとともにまとめます。
ちなみに私はよくハマります。
歪みがあるかどうかを見てみようとするだけでだいぶ楽になるし。
この理論の基礎を作られた偉大な精神科の先生(アーロン・ベック先生/この11月に亡くなられたとの一報を聞いて驚き)やそのお弟子さんについての勉強はまだまだ途中なので、ところどころ説明が怪しげなところがありますが、私なりに深めてみたかったのです。ずっとやりたかったシリーズ。
「白黒思考」とその深みにハマった時のメッセージはこちら。
「〜すべき思考」とその深みにハマった時のメッセージはこちら。
認知の歪み③
【結論の飛躍】
先読みを誤ったり、他人の心を読みすぎたりすること。根拠なくストーリーが脳内展開(自称・千里眼モード)。
【女子的には、たとえばこんなこと?】
・好きな人の一挙一動によって、「私たちの将来って…」と思いを馳せる。
・職場で、同僚や上司のふとした言動で、または友人とのやりとりのちょっとしたことで、「私は嫌われている」と予想する。
・「良かれと思ってやったこと」に対する反応が予想とは違うことがあり、落ち込む。
【このモードにはまり込んだ時に「よく出てくるセリフ」はこんな感じ?】
「絶対嫌われてる」
「今、私、無視されたかも」
「もうこの先、〇〇することはないんだ/〇〇するに違いない」
「言わなくてもわかるから、もういいから」
など
【こんなモードで辛い自分にはこう言ってあげてほしい】
「お察し上手」や「気が利くところ」は自分の強み。
その強みが、たまたま今日は、
少しネガティブ方向に引き出されてるのね。
疲れているのかな。
不安なのかな。
結論づけちゃう方が、楽なんだと感じるよね。
よしよし。
頑張ってるね。
———————–
【そんな時のあなたへ】
・「そういう結論になると仮定して、自分にとって最低最悪の展開はどうなること?」と自分に聞いてみる。
例/「大好きな人から嫌われている」と仮定する。最悪の展開は、その人とはこの先もう何も起こらないこと、好かれるどころか、挨拶すらできないかもしれないし、何なら別のあの人と私の目の前で仲良くされるかもしれないこと。
→その答えに対して、「それは怖いね、嫌だよねー」と自分に声かけ。でも、「最低最悪」まで飛躍していったら、逆に少し面白くなってくる自分に気づくかも。「ふふっ」と笑えたらもうこっちのもの。
・他のエピソードはないか、振り返ってみる。
例/「挨拶をしたらそっけなくされたから、もう嫌われた」→嫌われているとは言えないエピソードはないか。
・同じようなことを体験していても、予想している結論に至っていないケースを参考にする。
例/職場にあまり馴染んでいないように見えたあの人も、いつの間にか皆と仲良くなっている
一時期は音信不通状態になった人と、関係が戻って、仲良く過ごしているパターンもある
第三回目はここまでです。
まとめていて思ったのは、
「ああ、自分、怖がってるね…。」
コントロールを失いたくない、
怖いことにいきなり直面したくない、
だから準備しとく。
そのためにご紹介した作戦は、
「極端な発想にはさらなる極端で対抗」というものでした。
「ふふっ」と力が抜けたらそれがゴール。
テキトーに心地良く、苦しくない範囲で。
何かのお役に立てたら幸いです。
ふたださとみでした。
「認知の歪み」として挙げられているものはあと7個ぐらいあるよ
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